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- 院長の想い
必要な薬を見極めて、できるだけ少ない薬で治療を進めます
当院は薬を極力少なくする方針です。薬は多くなるほど副作用のリスクが高まりますし、特に高齢者の方には配慮が必要です。年齢とともに薬が増えていく一方で、以前は問題がなかった薬でも、体力の低下とともに影響がでてくることがあるからです。患者さまがすでに服用している薬についても、診療を進める中で本当に必要かを見極め、なるべく減らしていくようにしています。
また、地域の方々の健康を地域で診ていきたいという思いから、近隣の医院・クリニックや病院などと協力して診療できるよう連携をはかっています。この症状はこの先生にお願いしようなど、患者さまの症状に合った、よりよい治療ができるように考えて紹介いたします。もちろん、入院が必要と思われる際も、速やかに対応いたします。
地域の患者さまのための診療に特化し、訪問診療にも対応します
実は、ここはもともと私の祖父が開業し、伯父が継いでいた医院です。私は大学卒業後、勤務医として呼吸器内科の診療に従事してましたが、伯父が引退するにあたりここで診療することになりました。それからもう15年になります。
伯父から継いだきっかけは、「患者さまがいるので5年くらいの間、やってくれないか」という言葉でした。やはり地域の患者さまのことが心配だったのだと思います。私もその気持ちを大事に、「街のお医者さま」として、子どもからお年寄りまで、地域の方の健康を支えることに特化して診療しています。
その気持ちをより形にするため、お年寄りのための訪問診療・往診では機能強化型在宅療養支援診療所として、他院の先生とチームを組み、24時間態勢をとっています。できるだけこの地域の方は地域の医院で診ていきたい、という思いから看取りにも対応することで、最期のときまで慣れ親しんだこの地で過ごしていただければと思っています。
相談してみよう、と思ってもらえる医師でありたいと思います
私は、「この先生に相談したら、なんとかしてくれる」と思ってもらえるような医師でありたいと思っています。対応できない症状や病気は、該当科目の先生へ紹介しますので、どんな症状でも「まずは相談してみよう」と気軽に来られる、医療の窓口としてご利用ください。
そのため患者さまと意思疎通ができるように、専門用語は言い換えるなど、できるだけわかりやすく話すことを心がけています。そして、患者さまにはなるべく理解して、納得してほしいと願っています。例えば、高血圧症では将来のリスクを考えて、治療をしていく必要があります。しかし、自覚症状がないだけになかなかピンときませんし、説明が難しければ、なおさら治療に向き合うのは難しくなってしまいます。
今後ますます求められる、高齢者のための医療に力を入れながら、地域の他の医師たちと協力して、これからも地域のあらゆる方の健康を支えていきたいと思います。